故人の守護
昨夜の通夜祭に続いて、今日は柏原さんのお父さんの葬場祭。 もちろん今日も御奉仕させていただいた。
昨夜かなりの雨が降ったが、朝には雨が上がったものの、雲の厚い空模様。午後からは再び雨の降る予報だった。 ただ、雨が降ったことで、朝、自宅から社務所へ向かう時、空気が洗われたような心地がして、呼吸をしていてとても気持ち良かった。
午前中、自宅にて葬場祭・発柩祭、続いて、火葬場に移って火葬祭、火葬場から奥都城(お墓)に行って埋葬祭、自宅に帰っての帰家祭(兼十日祭)を斎行した。(神道式の場合、お骨は直ちにお墓に埋葬することが多い)
とにかく天気が奇蹟的であった。 火葬祭まではなんとか雨も降らずに持ったものの、火葬の途中から雨が振り出し、埋葬祭が危ぶまれたのだが、お墓に行く頃になると雨は一旦上がり、自宅に帰るとまた降り出すという、まさに雨雲の合間で無事祭儀を執り行うことができたのである。
葬儀に参列して、時々思うことがある。 故人が残された人たちを見守ってくれている。 まさにそんなことを感じた今日のご葬儀であった。
一通り祭儀を終えると場所を移して解祭。 私はその流れで柏原さんに誘われ、自宅に再びお邪魔し、そこで親族の方々と酒を飲みつつ、いろいろなことを語り合った。
私の直系の祖父母は全員が故人となっている。(ちかちゃんの長野の祖母は健在) つまり、順序通り行けば、次は私が親を送る番となる。その前にはおそらく介護もあるだろう。 柏原さんの姿を見て、自分が将来そうなるであろう立場と照らし合わせつつ、何というか勇気というか、そんないろいろなパワーをもらったような気もした。
お父上の御霊の安らかならんことをお祈りいたします。
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