2020/12/16

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過去を肯定できること
今シーズンをもって、トップカテゴリーからの現役引退を表明した、オルカ鴨川FCの松長佳恵さんといろいろとお話しさせていただいた。
松長さんはオルカがチャレンジリーグ(なでしこリーグ3部相当)に参入した2016年、伊賀くノ一FC(なでしこリーグ1部)から一念発起して、双子で姉の朋恵さんとともにオルカに移籍し、それから5年間、第一線でベテランとしてチームを牽引し活躍してくれた選手で、私がまだフロントを務めていた頃からでもあるので、思い入れがある選手の一人である。
その彼女がいよいよ引退するということで、時代の移り変わりをしみじみと実感する出来事でもあった。

2時間ばかりお話ししたが、オルカでの5年間、鴨川での5年間のことを本当にすばらしい5年間だったとありがたく振り返っている姿を見て、私までうれしくなった。
きっと彼女は本当にやりきって、納得し、気持ち良く、次のステージに進むことを私も確信した。


私の経験上、実はそこまでやりきって現役を終えられる選手は女子サッカーのみならず、他のスポーツカテゴリーも含めて、早々多くはいないであろう。
これは選手としても幸せなことだとも思うが、その背景に、そこまでやりきるための不断の努力の積み重ねがあったこともまた事実である。

人はえてして、特にうまくいかないことを他人のせいにしたり、環境のせいにする。
スポーツ選手とて同様だ。
みながそうとは言わないが、チームを渡り鳥のように渡り歩く選手はその傾向が強い。
しかし、そういった選手は「隣の芝が青く見えた」はずのその環境に移ったら移ったで、移籍するまでは見えなかった悪い部分を見つけ、不平不満をこね始める。
結局、自分自身をしっかり見つめられていないのだ。
そして、その繰り返しになり、なにもかもが中途半端に終わってしまう。

職場においても、人生においても同様であろう。


そんな意味でも、今夜松長さんとお話しして、少なくとも一時期関わった自分としても、本当にうれしいことばの連続だった。

過去を肯定できること。

本当にすばらしいことだ。
過去を肯定できる人は、現在も肯定しまっすぐ逃げずに行きられる人。
だからこそ、未来も切り開いていける。

私もそうでありたい、そんな学びを今夜はもらった。


[WALK:6513]

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