2021/06/18

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まずは目の前の人を助けられるか。
目下、この6・7月は来月に行われる女子サッカーオランダ代表の事前キャンプに追われる毎日であるが、鴨川市の財政も厳しい中、ウェルスポも非常に厳しい財務状況で運営せざるを得ない年度となっており、先月の定時総会・理事会でも承認を得たように、私は6月から基本的に無報酬で仕事に当たっている。

自分はウェルスポにおいては役員のため、税務上、役員報酬定額の原則に基づき、向こう1年間はウェルスポの役員として無報酬で動くことになる。1ヶ月200時間くらいはウェルスポに費やしているだろうか、、、まぁ、元々休みという休みはほとんど取らない自分でもあるが、冷静に考えてみれば狂った働き方であり、もっと言えば狂った人生かもしれない。

ただ、地域スポーツコミッションは自分が言い出しっぺでもあり、軌道に乗せるまではしっかり責任をとりたいと思うし、自分の報酬は二の次だ。まずは地域のために、一人の地域人として、次の世代にしっかり地域を受け渡していけるか。それが自分のミッションである。

齢45にして「タダ働き」を理解してもらえる、本当に寛大な家族には感謝しかない。


事前キャンプ誘致・準備、地域スポーツコミッションの設立から運営、地域メディアなどなど、もちろん神職としての立場も含めて、さまざまな仕事に携わっているわけであるが、かつて私に「どこからまちづくりをしていいか、わからない」と問うてきた学生に「まちづくりはまずは目の前にいる困っている人を助けるところから始まる。目の前の人を助けられない人はまちづくりはできない」と説いたことがある。そして、このことばを常に自分にも投げかけている。

事前キャンプで言えば、さまざまな困難が立ちはだかる中、不安な気持ちで来日する女子サッカーオランダ代表をどれだけサポートできるか。五輪本番に向けて、ベストを尽くし、最高の準備ができる空間を提供できるか。
そして、コロナ禍において、市民もチームも不安なく、事前キャンプを受入れ、実施できるか。
その努力はきっと、五輪後、アフターコロナの時代において、鴨川市とオランダの関係を強固なものに、まさに「レガシー」として残っていくと信じている。
自分はただそれだけのために、このプロジェクトにおいては動いている。
立場など関係ない。
目の前に不安な市民がいるのなら、目の前に不安なチームがいるのなら、それを自分の精一杯の努力でサポートするのみだ。

まずは目の前の人を助けられるか。
まずは目の前のことから目を逸らすことなく、全力投球できるか。
決して保身に走ることなく、良い意味で攻め続けられるか。
目的を見失うことなく。

そのことばを自分にもう一度言い聞かせたい。


[WALK:5745]

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