前を向き、進むのみ
朝一で、ウェルスポの社内ミーティング。 各々の抱える事業の進捗状況を報告し合う。 財務的に厳しい状況におかれながら奮闘しているスタッフたち。
鴨川市も財政難。来年度は小湊さとうみ学校の指定管理料以外はほとんど出ない公算が高まっている。 想定はしていたが、一番恐れていた事態でもある。 果たして、市が策定したスポーツによる地域振興基本計画に則り、国の交付金も投入して設立された半官半民と言える、極めて公益性の高い組織がこんな扱いで良いのか。常にモヤモヤしている。 おそらくは政治的なパワーもはたらいているのだろうが、正直あんまりだと思う。
市長も昨年訪問した際は、ウェルスポの得意分野である子どもたちの体力・運動能力向上の事業や、お年寄りに向けた健康寿命を伸ばす事業について力を入れてほしい。議会でもそういった事業について市も連携し、サポートしていく、と言っていたはずだが、結局真逆の政策を我々は取られている。
私なぞ、2年間無報酬で、地域スポーツコミッションを提唱した一人として責任を取り、運営に当たってきているが、そうしたことをどこまでわかっているのか。
小湊さとうみ学校を指定管理者公募に応募し、大手とのガチンコのプレゼンコンペを経て、やっとのこと候補者に選定されたと思えば、市議会では一部の議員の猛反発にあい、我々からしてみれば市議会にも裏切られた気持ちになった。 地域スポーツコミッションの意義、立ち位置など、本当に理解しているのだろうか。 過去の経緯を振り返っても、疑いたくなる。 それならもっと現場に足を運んでから、質問してほしいものだ。 行政のやることを追及することが市議会の役割だと勘違いしているようだが、本来、立法府たる市議会がやるべきことは、この地域をより良くするため、建設的な提案を行い、がんばっている市民を応援し、条例や予算執行をはじめ、そこに適切な公的支援が施されるよう、市民から選ばれた立場として行動することではないのか。
極めてネガティブなことを申し上げれば、私はそろそろ鴨川市を見限りつつある。 もちろんやることはしっかりやるが、これ以上、なんらかのことを鴨川市に対してアクションしていこうという気持ちは薄れつつある。 それほどまでに、我々の思いを、努力を踏みにじられ続けている。
まぁでも、先日高松市で行われた四国経済産業局のセミナーで、共にパネラーとして登壇した群馬県水上町の方の話を思い出せば、行政や市議会への恨み節ばかり言っていても、事は進まないし、むしろ自分たちがそのネガティブな渦に巻き込まれていく。 いろいろと思うところはあるけれど、最後は未来を向き、前を向き、自分たちの道を信じて進むしかない。 ウェルスポはもはやそういう境地に入ってきている。
夜は久々に輪廻のラグランジェ鴨川推進委員会の会議。 会議と言っても、1年以上ぶりに顔を合わせたということもあって、どちらかというと四方山話に。 議題ももちろん話し合ったが、その後、場所を移して第2ラウンド。 かつて、同じく厳しい状況の中で、頭を下げてお金を集めてイベントを開催したり、苦楽を共にした官民の仲間たち。 波長も、温度も合う。 最後はやる方法を見つけて、前向きに、建設的になれるメンバー。 そういう人たちとこれからも私は仕事をしたい。
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河津桜と太陽と青い空と… iPhone 12 1.55 mm ISO25 1/1546 sec f/2.4
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