[2009/11/28|]
♪「晩秋の夕べ in 長狭」コンサートが無事に終わりました
[写真1]
本日は「晩秋の夕べ in 長狭」コンサートでした。
無事に演奏終わりました。
今回は正直なところいっぱいいっぱいな自分がいました。
練習時間も日々の生活に何だか追われ、みんなが起きる前、寝る前にという毎日で寝不足が続き、日常生活のごたごたもあり、なんだかよくわからないままにコンサートに突き進んでいる自分がいて、なかなか思うように弾けない自分にいらいらする...そんなような毎日でした。何だか呼吸をすることさえ忘れているようでした。
それに気付いたのは前日のレッスンでした。
自分ではわからないのですが、どうしても伴奏が急いでしまう、どんどん急いてしまう、先生に指摘されて、テンポをとってもらってもどうしても自分にはしっくりこない、テンポが早いことすらわかっていないという状態でした。
先生にその原因が「息を深くしていない」ということだと、いやむしろ演奏中は「息をしていない」ということに気付かされた時に、何だか愕然とした気分でした。
私は、息をすることすら忘れている....
息をすることすら忘れる日常で、それは環境もありますが、もちろんすべて自分自身が原因だということも気付きました。
とにかく息を吸うようにすると、
歌い手の息遣い、声が聞こえてきて、一緒に息をすることができて、なんだか忘れてしまっていた感覚を取り戻してきたようでした。
そうすると伴奏しているのがとっても楽しくて嬉しくてたまらない自分がいました。
もちろん本番では緊張もあり、またちょっと息をするのを忘れてしまっている時もありましたが、明らかに前日とは違う私がいました。
今自分で弾ける精一杯が100だとするとその50も弾けていないと思います。
それでも嬉しくて、楽しくてもっとピアノを弾いていたいという気持ちでいっぱいでした。
ピアノから遠ざかり気味だった私がこれからもピアノを弾きたい、もっともっと素敵な響きを出したいというように思えました。
今回お世話になったさかげんホールのマスターが、忍ちゃんと2人で演奏会をすればいいと声をかけてくださいました。
すごく嬉しいことです。ありがたいです。
こういった機会を与えてくださった周りの皆さん、そして一緒にコンサートを盛り立ててくれた先生、やまさん、忍ちゃん、温かく見守ってくださったお客様へ大感謝です。
そしてそして、相変わらず本番は見事に歌いきって(なんと振り付けもつけていた)、お客さまへのご挨拶、お見送りもしっかりして、私たちを支えてくれていたハジメ君にも大大感謝です。
私のソロの演奏のときに
「かぁか、がんばれ、大丈夫。かぁかがいちばんだよ」と応援してくれていたようです。それを聞いたときには涙が出そうになりました。どれだけハジメに支えられているかと思います。ありがとう。
今回はピアノソロに
ショパンのエチュード作品25−1を選びました。つたない演奏だったけれど自分にとっては、「初心にかえる、ここから始めたい」という気持ちで選んだ曲でした。
これから、ショパンのエチュードは全部弾いていきたいと思います。
そしてお友達と約束している「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番」の2台ピアノでの演奏を実現したいと思っています。
私は、ピアノが弾けて本当に良かった。
幼い頃からピアノを習わせてくれて続けさせてくれた母親に改めて感謝です。
「日常生活に追われて」というのは言い訳にすぎません。
みんな多かれ少なかれ忙しいのです。それを「追われて」いるのは、自分の責任が大きいと思います。
日々の生活をしながら音楽を続けている人は沢山います。結局、自分の心持なんだと思います。
今回のコンサートは本当にそういった意味で、これからを考えるそしてやっぱりピアノを弾いていたいという自分に気付かせてくれるコンサートだったと思います。
○演奏曲目○
・ネラファンタジア
・マッティナータ
・約束
・勿忘草
・ピアノ 月の光
・ピアノ ショパンエチュード作品25−1
・大きな古時計
・オペラ「シチリア島の夕べ」より ありがとう、愛する友よ
・アマポーラ
・オペラ「トスカ」より 歌に生き、恋に生き
・オペラ「カルメン」より 花の歌
・オペラ「カルメン」より ハバネラ
・オペラ「カルメン」より 闘牛士の歌
・ありがとう
・千の風になって
・乾杯の歌
- 09/11/28 23:29 by らっこ
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