[2006/02/22|たまご母記録] □帝王切開出産体験-入院まで

2月8日に、予定日を大幅に超過して赤ちゃんを出産した。
その日は、妊婦健診の日で既に予定日から13日ほど過ぎていた。
毎日陣痛を今か今かと待っていて、少々待ちくたびれていた感じ。
赤ちゃんが生まれたら、なかなかできないだろうなってことをやっておきたいこと、すべてやってしまったように思える。
あと一つ、映画見たかったので、健診終わったら映画行っちゃおうか!なーんて、やまちゃんとのんきに話していた。
午前中の健診だったので、病院へ出かけ、先週と同じようにNST(ノンストレステスト)を行う。
陣痛室が使われていたので、分娩室で横になりNSTを行った。やまちゃんもついてきてくれて、談笑しながらNSTを受けていた。
赤ちゃんはいつもどおり元気に動いてるし、なにも問題ないって思ってたのに、助産師さんが来て、グラフを見たら、陣痛の波がきてるとのこと。
「お腹張りませんか?」「痛みないですか?」
何度も聞かれたけど、ほんとにそういった兆候がない。
ときどきお腹はるけれど、痛いっていう感じはまったくない。
助産師さんは、グラフを持って出て行き、また違う人がきて、見たり相談したり...
お医者さんにも見せてくるという。
なんだろう。どうしたんだろう。
ちょっと不安になっていた。
しばらくすると、助産師さんが戻ってきて、すぐに診てもらおうということで、外来の方へ移動。
いつお産がきてもおかしくない状態らしく、歩いている間に破水しては・・ということで、車いすに乗せられて移動。
別に歩けるのに・・・・。
って思ったけど、お言葉に甘えて車いすへ。っていうか、私この緊急な事態を理解していなかったと思う。
車いすで運ばれるってちょっと恥ずかしくて、きょろきょろしてしまった。
だって、歩けるのに・・・って気分で。
緊急らしく外来についたら、優先的に名前が呼ばれて中へ入った。
いつもどおり体重をはかって、ベッドに横たわる。
お医者さんが来て、NSTを診る。
やはり陣痛の波がきてるとのこと。
超音波をみると、先週とほぼ変わってないように見えた。少し頭がさがってるかなぁーーなんって思って見てたら、
「羊水が減ってきてますね」とのこと。
NSTのグラフも説明されて、赤ちゃんの心拍が2度ほどさがっている。
これは、どうやら赤ちゃんにストレスがかかっていて苦しんでいるということらしい。
ひととおり説明を受けて、
「今すぐ、遅くても明日朝入院できますか」
とのことだった。
明日朝、陣痛促進剤をうつという話。
「今日入院が無理だったら、明日の朝来てもらってそのまま促進剤という形で。できたら今日入院したほうがNSTを午後も夜もできますので、そのほうがいいですね」
・・・・そんなこと言われたら、今日入院するでしょうーーー。
やまちゃんも、「今日入院で」ということで、すぐ入院することになった。
入院が決まった瞬間
「あ・・・映画・・・」って心のどこかに思ってしまった自分がいた。あは。
とにかく、ここまで私はまだ緊急性を理解してなかったと思う。
でも、次のお医者さんの一言で一段階理解したことは確かだった。
「万一のために、手術の準備をしておきましょう」
え??万一?
「検査をしておいてください」
え??検査??
予定としては、明日陣痛促進剤なのだけど、何かあったときのためにすぐ手術できるようにしておこうという話。
何かあったらって・・・・・。
内診があったので、外に出て待っていたやまちゃんのところにいって
「もしかして帝王切開になるかもしれないって。なっちゃったりしてね〜」なんて言ってたのを覚えてる。
そこからは、検査で病院内を周った。
レントゲンにいき、心電図をとり、出血検査をし・・・。
出血検査って初めてだったんだけど、耳からの出血が止まるまでの時間をはかってたみたい。ちょっとちくって痛かった。
心電図の検査のときに、検査の人が
「もうすぐ赤ちゃんに会えるんですねぇ」って言ってくれて、いくらかほっとした記憶がある。
ずっとやまちゃんは付き添っててくれて、入院病棟にいってから、荷物をとりにいってくれた。
「あとで入院の説明・病棟の説明にきますね」っと言われたまま放置され、荷物もないし、テレビもカード必要でつかないし、何もすることがなく、ベッドの上に座ってぼーっとしていた。
その間何を考えてたんだろう、私。
赤ちゃんはお腹の中で動いていて、元気なのに、羊水が少なくなっていてストレス感じてるなんて、信じられなかった。
赤ちゃん大丈夫かな・・ってずっと思ってたと思う。
今考えると、かなり不安だったんじゃないかな、私。そのときはそうは思わなかったけど.....ね。




- 07/11/01 10:52 by らっこ
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